学会長挨拶

ごあいさつ

第23回埼玉県理学療法学会 

学 会 長  秋 山  純 和
(人間総合科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 学科長)

  

 第23回埼玉県理学療法学会を開催するにあたりご挨拶を申し上げます。また、皆様のご協力により本会が開催されることに感謝申し上げます。また、この機会を与えて下さいました県士会の役員様・士会員の先生方に感謝申し上げます。
 

 さて第23回埼玉県理学療法学会は、平成26 年12月7日に開催となります。今回のテーマは『超高齢社会と理学療法』と致しました。わが国が急速な高齢化を経て今や超高齢社会になったことは皆様もご承知の通りです。我々埼玉県も昨年度から21.7%と超高齢社会に突入しており、寝たきり、認知症など社会保障費の増大、介護負担の増大に直面しております。このような状況を踏まえ、元気な超高齢者から虚弱高齢者、寝たきりの高齢者など多くの方々に対して、理学療法士としての介入・治療を通じて社会参加を支援することが重要な役割と思われます。
 そこで、高齢者の方々が楽しくいきいきと社会参加できるために、今一度「理学療法士として超高齢社会に対して何が、どのように、そして本当に貢献ができるのか」について再考したいと考えます。
 
 本学会では、高齢者の全体像を知るため特別講演として、高齢者研究の第一人者である人間総合科学大学の柴田博先生、認知症や虚弱予防の研究で大変ご活躍されておられます理学療法士の島田裕之先生を理学療法特別講演にお招きしました。超高齢社会に対する理学療法のあり方について考える上で有用な話題を提供して頂きます。さらに、本学会では、2つのセミナーを企画しました。
 1つは、高齢者に対する実際のアプローチとして前大会と同様にランチョンセミナーを企画し、「高齢者とPNF」について臨床経験の豊富な今井基次先生にお願いしました。
 もう1つは、特に若い会員への学術活動の推進を図る目的として西田裕介先生に「研究のいろは;ステップゼロ」についてわかりやすい教育セミナーをお願いしました。基調講演・特別講演・セミナーを通じて、実践するための理学療法に必要な知識も共有したいと考えております。
 
 埼玉県士会会員の日頃の研究成果の発表の場として、口述発表とポスター発表を企画しております。日頃の臨床の成果、治療の妥当性、ちょっとした工夫などたくさんの会員から発表して頂き、活発な議論、吟味、考案の場になることを心から希望しております。
 本学術大会の開催ならびにプログラムの趣旨をご理解いただき、皆様がたのご協力ご支援、ご指導を賜りますよう切にお願い申し上げます。
 
 末筆ながら、皆様の益々のご繁栄を心より祈念致します。



第23回埼玉県理学療法学会事務局ビルダークリニック

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